南山大学の学生がアイデアを形に！
可愛いとスタミナをテーマにした2種類のテイクアウト・サラダめしを学食で販売

南山大学にある学生食堂「SWEETS MAGIC Lab.（スイーツ マジック ラボ）」を運営する株式会社スイーツマジックと、南山大学の学生有志団体「Nanzan AID」の皆さんとのコラボによって誕生した2種類のサラダめしが、9月18日（祝・月）から「SWEETS MAGIC Lab.」に登場。販売期間は9月30日（土）までとなっています。

「Nanzan AID」は、南山大学の活性化を目標に、大学祭のアーティストライブなど、学内外で多くのイベントを企画・開催しています。そのメンバーのうち9人が、あいち みんなのサラダめしプロジェクトの取り組みに興味を持ち、スイーツマジックが7月から開催してきた「あいちサラダめし開発プロジェクト」に参加。南山大学の学生や教職員、大学近隣の方々に野菜をふんだんに使った学食を食べてもらうために、夏休み期間を活用し、全6回に渡りマーケティングや商品開発の基礎を学びながら、サラダめしのアイデアを出し合ったり、試食を重ねたりして、2種類のサラダめしを完成させました。

学生たちは、料理長の寺西さんに教わりながら、サラダめし作りも体験しました。自らの手でサラダめしを作ることで、製造にどれぐらいの時間やコストがかかるのかを学びつつ、より美味しく、見た目も華やかに改善できる点はないかチェックを行いました。

昼食難民が気軽に手に取れる“テイクアウト”をテーマに

プロジェクトの前半には、メンバー各自が「こんなサラダめしを作りたい」というアイデアを持ち寄り、話し合いを行なった結果、「昼食難民に救済を！」という商品コンセプトが固まりました。

「大学では休憩時間が限られることから、お昼には学食やコンビニに行列ができがちです。また、敷地が広く昼食を調達しに行くのも大変！ そんな昼食難民の学生や教職員の皆さんが、手軽に入手できる“テイクアウト”のサラダめしがあったら喜ばれるのではないかと考えたんです」と、学生のリーダーの今井さんは目を輝かせながら話してくれました。

トルティーヤやピザ、生春巻きなど、様々なアイデアが出ましたが、最終的に選ばれたのは、「〜まるっとかわいい彩りを。〜」をキャッチコピーとした「ベジてまり寿司」と、「〜片手でスタミナチャージ〜」がテーマの「ベジしゃか担々麺」の2種類のあいちサラダめしです。

学生たちと料理長がタッグを組んで実現！

「あいちサラダめし 〜ベジてまり寿司〜」

「ベジてまり寿司」は6種類のうち3種類が、オクラとラディッシュ、カイワレ大根とニンジン、かぼちゃといった野菜の手まり寿司になっています。それだけでなく、寿司の周りや器の底にもブロッコリーやミニトマト、タマネギ、カイワレ大根などを入れることで、一皿で野菜をふんだんにとれるよう工夫されています。野菜は、「JAあいち知多」から仕入れる地元産のものを、なるべく使用しています。

真ん中の肉みそにも、愛知県産大豆「フクユタカ」を100％使った、地産地消に配慮したナカモの「名古屋味噌」という豆みそを使用。「名古屋味噌は、えぐ味が出にくく塩からさも控えめで、野菜や魚介、だし巻き卵など何にでも合わせやすいのが魅力です」と料理長の寺西さん。そのため、「ベジてまり寿司」だけでなく、「ベジしゃか担々麺」にも同じ肉みそが使われています。

また、シャリには、タマネギなど数種類の野菜が入った和風ドレッシングを酢の代わりに混ぜることで、全体にうま味をプラスしています。

「あいちサラダめし 〜ベジしゃか担々麺〜」

もう一つの「ベジしゃか担々麺」は、容器の底からスクランブルエッグ、肉みそ、麺、レタス、トマト、ニラ、ネギ、山椒などのスパイスが効いた担々麺のたれ、焙煎胡麻ドレッシング、パプリカ（赤・黄）、魚粉を重ねて入れることで、美しい層を作り出しています。食べる直前に、フタをしたまましゃかしゃかとシェイクするのがポイント。混ぜ合わせることで、うま味や甘みのある肉みそとスパイシーな担々麺のたれが麺や野菜と一体となり、美味しさを引き立ててくれます。

「具材をどの順番に重ねたら、均一に混ざりやすく見た目も美しいか、寺西さんとも相談しながら、何度も試作を行いました」と今井さんは振り返ります。

商品開発からプロモーションまで、多くの学びを実感

「このプロジェクトを通じて、新商品を開発する上でのコンセプトの決め方をはじめ、アイデアのすり合わせ方や、話し合いの進め方、何よりも商品を企画する楽しさや、作り上げたものへの愛着など、たくさんのことを学びました」と今井さん。

他のメンバーからも、「みんなで同じ目標を持って真剣に話し合いながら、一人ひとりの意見が融合した素敵なサラダめしを作ることができ、とてもうれしいです」という意見や、「これまでは、あまり自分から積極的に意見を出すことは少なかったのですが、今回、提案したアイデアが採用されて、実際にこんなにも美味しく見た目もきれいなメニューになって、企画する楽しさを実感できました」といった声が聞かれました。

メニューが完成した後も、メンバーは動画やSNS、看板、ポスターなどを活用し、2種類のサラダめしのプロモーションに力を入れてきました。今回の「あいちサラダめし開発プロジェクト」は学生たちにとって、マーケティングや商品開発からプロモーションまで、多くの学びを得る機会となったようです。

店舗名

SWEETS MAGIC Lab.（スイーツ マジック ラボ）

TEL

080-7445-2221

住所

愛知県名古屋市昭和区山里町18 南山大学C棟1F

営業時間

11:00〜17:00

定休日

日曜、南山大学事務休業日

アクセス

【電車】地下鉄名城線「八事日赤」駅から徒歩8分

公式サイト

https://sweetsmagic-lab.com/