取組紹介 2022年6月24日

愛知の野菜をおいしく学ぶ「第24回野菜懐石を楽しむ会」にあいちサラダめしが登場しました!

2022年5月14日、愛知県碧南市の『日本料理 一灯』にて「第24回野菜懐石を楽しむ会」が開かれました。この会は、愛知県で採れた野菜の楽しみ方や、意外と知られていない在来種の野菜について、座学と懐石料理を通しておいしくいただきながら学ぶというものです。
まずは、碧南市で玉ねぎとにんじんの農家を営む、野菜ソムリエの永井千春さんから「野菜の旬」についてのお話がありました。

「野菜の旬には、時期の訪れを感じる『走り』や、一番おいしい時期の到来を表す『盛り』、季節の終わりを感じながらいただく『名残』の3つがあります。
特に『盛り』の野菜は、その季節に人間にとって必要な栄養素が豊富で、体の機能を整えてくれる役割があります。スーパーや市場でもお値打ちに購入できるので、ぜひ積極的に手にとってみてくださいね!」と話すと、参加者もうなずきながら聞き入っていました。

永井さんが特に大切にしてほしいと話すのは「食べねばならない」ではなく「楽しく食べる」というという意識。品種ごとに食べ比べをしてみたり、調理法を工夫したりして、楽しく野菜を食べることを勧めていました。

続けて、「あいち みんなのサラダプロジェクト」や「あいちサラダめし」についての説明も。永井さんはこのプロジェクトの実行委員でもあり、自身の活動を通じて野菜を多くの人に食べてもらえるよう発信しています。
「『あいちサラダめし』は、工夫次第で野菜をたくさん摂ることができる料理です。皆さんご自宅でもあいちサラダめしを作ってみてくださいね。もちろん、愛知県内の飲食店で提供されている『あいちサラダめし』を食べていただくのもおすすめです!」と永井さん。
説明を聞きながら、パンフレットやウェブサイトを興味深く見る参加者の姿が印象的でした。

座学でしっかりと野菜について学んだあとは、いよいよお待ちかねの野菜を使った懐石料理。『日本料理 一灯』の長田勇久さんによると、今回は「盛り」の玉ねぎのほか、春の「名残」としてスナップエンドウや柑橘類、初夏を感じる「走り」の愛知の伝統野菜・かりもりや新じゃがなど、愛知の野菜をふんだんに取り入れたのだそう。
参加者は、一口ごとにじっくりと噛み締めながら味わったり、長田さんや永井さんに質問をしたりと、思い思いに料理を堪能していました。

献立が「酢の物」に差し掛かると、ここで「あいちサラダめし」の登場!豆腐の上に紫玉ねぎとアスパラガス、なす、トマトをのせ、ぽん酢ジュレのドレッシングでこの季節らしくさっぱりと仕立てています。鶏肉には八丁味噌のパウダーがまぶしてあり、味噌のコクと旨味を感じられます。錦糸卵が彩りを添えていて、見ているだけでも涼しげな一品です。

参加者からは「八丁味噌のほどよい塩味が鶏肉に合いますね」「さっぱりしているので野菜もおいしく食べられます」「自宅でも取り入れてみたいです」との声が。「あいちサラダめし」が皆さんにとってより親しみやすい存在になったようです。

愛知の野菜の新たな魅力とおいしさに触れることができた「第24回野菜懐石を楽しむ会」。旬の野菜をたっぷり使った「あいちサラダめし」を、積極的に食べていきましょう!

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