取組紹介 2019年5月17日

キャベツ王国・豊橋の「きゃべぷろ」が提案!
みんなで作ろう♪ 手筒風あいちサラダめし

東三河の中心都市である豊橋市。実は、農業も盛んなエリアということをご存じですか?中でも代表的なのがキャベツ。冬~春に収穫されるキャベツとしては全国一の産地で知られ、この時季、市内各地に一面のキャベツ畑が広がります。そんな自慢のキャベツをきっかけに、豊橋をもっとおもしろくしたい!と取り組んでいるのが、地域ブランド創造委員会「きゃべぷろ」です。

春キャベツの季節に合わせ、キャベツたっぷりの豊橋流サラダめしを提案しようと、サラダめし作りのワークショップが開催されました。「きゃべぷろ」は有志による活動で、メンバーの顔ぶれもさまざま。今回は、主要メンバーであるプロデューサーの石黒勝宏さん(中央左)をはじめ、市の職員として地元のために活動する大橋史明さん(中央右)、夏目幹大さん(左)、そして女性メンバーの夏目朋子さん(右)&二人のお子さんが集まってくれました。

サラダの食材としてまず用意されたのは、豊橋産の春キャベツ! 硬くしまった冬キャベツに比べ、春キャベツは葉が柔らかく、生食にぴったりだそう。ビタミンU・ビタミンCなど栄養も豊富です。

そのほか、真っ赤に熟したトマトに、コロコロとかわいいうずら卵、食用花のエディブルフラワーなど、地元の誇る食材が勢ぞろい。あいちサラダめしに欠かせない、甘辛く仕上げたお手製の肉みそと、主食の揚げ麺も用意され、いよいよサラダ作りのスタートです!

食材を盛り付けていくのは、居酒屋などでおなじみのビールジョッキ。実はこちら、豊橋の伝統文化である手筒花火をイメージしているんです。

豊橋は手筒花火発祥の地と言われており、縄を巻き付けた竹の中に火薬を詰めて作られます。中でも、片手で持てるほどの小さなサイズは地元で「ヨウカン」と呼ばれ、親しまれているそう。下の写真は豊橋駅に展示してあった花火の見本ですが、言われてみれば、ビールジョッキに似ていますよね?

揚げ麺、キャベツ、トマト、コーン、肉みそ、うずら卵・・・・・・と食材を彩りよく詰めていき、仕上げに好みのドレッシングを回しかけて完成! まるでパフェのような手筒仕立てのサラダめしが出来上がりました。ジョッキの周りにもエディブルフラワーなどを散りばめれば、いっそう華やかに。ちなみに、ジョッキから飛び出した葉は、花火が噴き上がる様子をイメージしているそうです。迫力がありますね。

続いては、子どもたちもお待ちかねの試食タイム。
サラダ作りを体験した夏目朋子さんからは「せん切りのキャベツと、香ばしいカリカリの揚げ麺、ドレッシングの組み合わせが、クセになりそうなおいしさ。うずら卵や肉みそも入って、食べ応えがありますね。子どもも、自分でトッピングできるのがうれしそうでした」とのコメントをいただきました。

「普段、キャベツなどの野菜は脇役扱いされることが多いですが、みんなで作って食べて、楽しく野菜に親しんでもらえたら。うずら卵を使っているのでイースターにもおすすめです。また、このあいちサラダめしをメニューとして提供するお店が出てきたら、面白いですよね」と、プロデューサーの石黒さん。

今後、手筒仕立てのあいちサラダめしが、新たな豊橋名物に!?

最後に、手筒花火・・・・・・ではなく、ジョッキ入りのあいちサラダめしを手に、記念写真をパチリ。花火師気分も味わえます。

シェアする
facebook line